QHe TECHNOLOGY QHe
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NOLOGY

QHeの発熱現象とは?

QHeは水素の量子拡散を利用した発熱技術です。
ニッケルベースのナノ複合金属材料に吸蔵させた少量の水素を加熱することにより、水素が量子拡散し発熱反応が起こります。

QHeのエネルギー密度は
天然ガスの10,000倍以上

QHeのエネルギー密度は、メタン(天然ガス)や水素の燃焼などの化学反応より、はるかに高いことが特徴です。QHeの技術を使えば、たった10グラム以下の水素で、一家庭で毎月必要な電気と熱を供給するのに十分なエネルギーを作ることができます。

少量の水素を運転開始前に注入するだけで、長期間の連続運転が可能

下記の長期発熱実験例では、実験開始前の一度の水素吸蔵のみで、589日間(2021年5月7日から2022年12月18日まで)、連続的に過剰熱が観測されました。

QHeの可能性

QHeはフュージョン反応の一形態であり、産業用の規模で最高1,000℃の熱を供給することができます。当社固有のテクノロジーを使い、ニッケルベースのナノ複合金属材料と少量の水素で反応を起こすことができます。このテクノロジーは当分野の世界的なトップランナーである東北大学と共同で開発されました。QHeは、世界が脱炭素ネットゼロを実現するためにゲームチェンジャーとなり得る、画期的なテクノロジーです。

現在、クリーンプラネットでは、産業、農業、商業、運輸、住宅部門等にエネルギーを供給できるQHeモジュールの開発を行っています。三浦工業株式会社とは、QHeを熱源とするヒートモジュールを使用した産業用ボイラを共同開発しており、近い将来のQHeボイラ販売開始を目指しています。

QHeを利用したヒートモジュールは、製鉄業、石油化学工業、農業、発電、工場用熱源、DAC、水の淡水化などへの応用が期待されています。

特許

クリーンプラネットは2013年以来、量子水素エネルギーを利用した熱発生方法の基本特許や、反応制御、ナノ複合金属材料の製造、熱利用アプリケーションなどの関連技術についての周辺特許を含む特許ポートフォリオを戦略的に構築してきました。

特許出願件数

243

取得特許数

93

特許取得済の国

22

世界普及へのロードマップ

2012 - 2018

PHASE

01

学術機関での基礎研究

  • 東北大学と共同研究部門(凝縮系核反応研究部門)設立(2015年~)
  • NEDOプロジェクトで過剰発熱と再現性を確認

2019 - 2021

PHASE

02

商品化の準備

  • 商品化に向けたプロトタイプの開発
  • 特許ポートフォリオの構築

2022-2024

PHASE

03

プロトタイプ機の完成

  • 産業用ボイラ向けプロトタイプ機の設計、試験、完成
  • 製鉄、石油化学、農業等の熱ユーザーと資本業務提携

2024-

PHASE

04

産業用ボイラ向け製品の完成と量産化実証

  • パイロットプラントでの試作製造
  • 生産工程関連の特許ポートフォリオ構築
  • 農業・石油化学工業・製鉄業・発電への製品設計

PHASE

05

プラント#JP001での生産開始

  • 国内市場への販売開始
  • 農業・石油化学工業・製鉄業・発電への製品展開

PHASE

06

プラント#JP001での知見を活かした本格量産開始

  • グローバル展開(量産・販売)
  • 住宅・船舶への製品展開

発熱ナノ複合金属材料のSEM分析例

発熱ナノ金属複合材料の表面には、酸素を含め、ニッケルより軽い元素でできた領域が観察されている。

出典:ICCF24における岩村教授の発表資料(2022年7月26日)

研究沿革と論文